【実車ガイド】
東武鉄道8000系はそれまで同路線で運用されていた通勤電車のサービス向上を目的として登場した車両です。昭和38~58年(1963~1983)にかけて私鉄では最多となる計712両が製造された車両で、製造年次による形態差に加え、後年の冷房改造・修繕工事を経て数多くのバリエーションが存在します。非電化路線・貨物線を除く東武線の全線にわたり2・4・6・8両固定編成を組み合わせた2~10両編成の多彩な編成での活躍が見られました。現在も一部の路線で活躍が続いています。
東武鉄道8000系東上線は後継車種登場後も、10両編成で池袋~小川町間、ワンマン運転対応の4両編成で小川町~寄居間と越生線で運用されていましたが、平成27年(2015)の自動列車制御装置(T-DATC)導入に伴い、池袋口から撤退しました。現在も小川町~寄居間、越生線での活躍が見られます。
東上線の主力車両として活躍した8000系の後期更新車は、屋根上のベンチレータが撤去され、HIDのヘッドライトが採用された姿で、末期まで池袋口運用に就いていた編成です。50070型と併せてお楽しみいただけます。
【商品概要】
●平成23年(2011)前後の森林公園検修区所属の編成がプロトタイプ。HIDのヘッドライトを採用し、また屋根上のベンチレーターが撤去されたことが特徴の後期修繕車で、8両セットは8181F、先頭車2両増結セットは8560Fで製品化
●8両セットは、9次車の細部のディテールを再現(FS396/096台車、HB-2000CA型コンプレッサー装備)
●先頭車2両増結セットは、3次車の細部のディテールを再現(FS356/056台車、HS-20C型コンプレッサー装備)
●8900形(奇数車、偶数車)を新規に作成。8200形下り方は貫通扉なし。コンプレッサーほか床下艤装の違いを表現
●ジャスミンホワイトにロイヤルブルーとリフレッシュブルーの帯を巻いた外観を美しく表現
●車番横に旧来の社紋入り、車体裾ドアコック位置表示の矢印、乗務員扉横の「立入禁止」表示を再現。また8200・8300・8500形の車イス表示、8200形の弱冷房車表示を再現
●先頭車は全車ともヘッド/テールライト、前面表示点灯(消灯スイッチ付)。白色LED採用
●8400形、8600形は前面ホロ取付済。ホロ枠は白地に青帯の塗装を再現
●フライホイール付動力ユニット採用で、安定した走行が可能
●カプラーは各車ともボディマウント密自連形カプラー採用
●8両セットは10両ブックケース入。先頭車2両増結セットの車両を収納可能
●ホビーセンターカトーの「28-242-2 東武鉄道8000系 グレードアップシール2(東上線更新車・LED表示)」を用いることで、セットに含まれていない行先や車番の変更が可能
●LED式表示を再現した行先表示シール付属
●DCCフレンドリー