【実車ガイド】
485系は直流、交流50/60Hzの3電源に対応した特急用車両として1968年に登場し、全国の電化区間で活躍しました。
「北近畿」は新大阪~城崎を結んだ特急列車で、1986年11月のダイヤ改正で福知山線宝塚~福知山間、山陰本線福知山~城崎間が電化されたことにより登場しました。
各地より集められた485系が使用され、多様な改造車や4両または6両編成と短い編成であることが特徴でした。
1990年頃より「北近畿」の485系は交流機器を取り外し、183系800番代へと改造されました。
キハ65形エーデル丹後は1988年に登場したジョイフルトレインです。
同名の列車「エーデル丹後」は新大阪~天橋立を一部区間北近畿タンゴ鉄道宮福線(現:京都丹後鉄道宮福線)に乗り入れする形で結ぶ臨時特急として1988年7月16日に運転を開始しました。
新大阪~福知山間は485系による特急「北近畿」との併結運転を行い、上り・下りのいずれの列車においても無動力で485系の編成後部に連結し、けん引される形で運転をされました。
「北近畿」と「エーデル丹後」の併結は、「タンゴディスカバリー」が登場し「北近畿」との併結運転を開始、合わせて「エーデル丹後」が廃止となる1996年までの間見ることができました。