【実車ガイド】
1930年、蒲原鉄道初の半鋼製車両デハ11形として、3両が新製された日本車輌製、12m級の小型電車です。
丸妻3枚窓、上下寸法の小さい窓、側面車体裾部の形状等、初期の半鋼製車両特有の古典的な外観でした。
台車は東洋車輌製の鋳鋼組立式ペンシルバニア型軸ばね台車で、特徴ある外観です。
デ11形は戦前から戦後にかけて主力車両として運用され、1952年モハ11形11-13と改称されました。
1978年にはモハ12に対してワンマン運転対応化改造が施工され、狭幅の乗務員扉が新設されました。
乗務員扉は有効幅が400mm程度であり、乗務員の出入は不可能だったそうです。
モハ11、モハ13から改番されたモハ51についてはツーマン仕様のまま運用されました。
本企画では、晩年の姿をプロトタイプとして製品化致します。