【プロトタイプについて】
1962年より琴電で使用開始された14m級の両運転台車両です。
1925年製大阪鉄道のデロ20形(21-24)がルーツです。
琴電への入線時、前面は5枚窓の丸妻から、3枚窓の平妻の貫通形に改造され、台車も交換されています。
この時点で、22と24は側窓上に半円形の飾り窓の跡が残っていました。
21と23は、入線以前に撤去されています。
この後24の飾り窓跡は撤去され、1976年には老朽化が激しかった23の車体が更新されました。
1988年から1991年にかけて、21・22・24も車体更新を受けており、22に残っていた飾り窓の跡も撤去されました。
志度線、及び琴平線で使用され、制御車の8000形、950形等との編成、ないしは20形同士の重連で使用されることが多かったです。
2006年9月に、21・22・24が廃車となり、23のみは動態保存予定車となり、レトロ電車として現存しています。