【実車ガイド】
神戸電鉄では増加する乗客に対応するために同社初の4両固定編成である3000系を1973(昭和48)年に登場させました。電動機は従来の1000系と同様のものを使用していますが、ボディはアルミ合金製とされ、両開き扉が片側3箇所に配置されています。また、同社で初めて冷房装置が搭載されたことも大きな特徴です。急勾配を安全に走行するために定速度抑速運転装置や非常電制バックアップ機能などを備えています。車体はクリアラッカー仕上げに朱色の帯を配した大胆なもので、ヒーローキャラクターに似ていることから多くの人々に親しまれています。2002(平成14)年からワンマン運転に対応する形でマスコンハンドルの交換や助手席側ワイパーの大型化などの改造が行われています。