【実車ガイド】
EF56は昭和12年(1937)に誕生した前後にデッキが付いた勇壮なスタイルの、EF57とともに戦前の国鉄を代表する旅客用直流電気機関車です。電気機関車で初めて客車の暖房用蒸気発生装置(通称:SG)を搭載し、暖房車の連結を不要にしました。12両が製造されたEF56の中でも、1次形(1~7)は丸みを帯びた溶接車体が特徴で、晩年は東北本線などで活躍する姿が見られました。
<10-898>郵便・荷物列車<東北>および単品の荷物車などと合わせて、東北本線で見られた荷物列車の再現や、旧形客車を連ねた普通列車の再現などに最適です。
今回製品より動力ユニットにスロットレスモーターを採用し、よりスムースかつ静粛な走行性能をお楽しみいただけます。また、先輪がスポークの抜けた車輪に変更となります。
【商品概要】
●昭和40年代後半から50年代前半、宇都宮機関区に所属し東北本線を中心に活躍した6号機の晩年の形態がプロトタイプ
●丸みを帯びた溶接構造の車体を再現
●SG搭載のEF56の特徴である吹き上げ式煙突を的確に再現。屋根上高圧引込線、SG安全弁は金属パーツを採用
●中央に寄ったパンタグラフは、PS14(黒)を搭載。常磐線無線アンテナを付属
●旧形電気機関車独特の重厚な台車を的確に表現。EF57とは異なる内台枠式の先台車も正確に再現
●スポークの抜けた先輪を採用
●スロットレスモーターの採用で、さらにスムースかつ静粛な走行性を実現
●アーノルドカプラー標準装備。交換用ナックルカプラー付属
●選択式ナンバープレート:「2」「3」「6」「7」
●メーカーズプレート:「川崎車輌」