【実車ガイド】
飯田線で活躍していた旧形国電たちの後を引き継ぐ形で昭和57年(1982)に登場した119系電車は、飯田線の短い駅間や多数の勾配区間、冬場の厳しい寒さや長大路線故の乗客の長い乗車時間などの条件に適した構造の新性能電車です。天竜川にちなんだ青22号のボディに灰色9号の帯を巻いた姿は、飯田線専用の車体塗色で、旧形国電のあとの飯田線を語る上では欠かせない車両です。
119系と共に活躍した郵便荷物電車、クモユニ147は、主に119系との併結で運転されたため、車体の塗装も119系に合わせたものになりました。飯田線のみでの運用が前提とされたため、前面のスカートやタイフォンカバーといった耐雪装備を省略しているのが特徴です。
119系は、2両セットと、様々な編成の再現に役立つ3両セットで製品化。多客時の5両編成や、クモユニ147荷物電車が併結された混結編成を再現できます。
【商品概要】
●昭和58~60年頃の豊橋機関区所属のオリジナル形態がプロトタイプ。
●裾絞りの無い2800mm幅国電には珍しい、窓柱が太い近郊形に特有な窓見付を的確に再現。
●前面の特徴的なホロ受の形状を再現。クハ118は前面ホロ取付済。
●屋根上のベンチレータは別パーツで再現。
●前面助士席側にある運番表示器を再現。
●乗務員扉・客引戸の靴ズリは銀色で表現。
●形式表記のほか保安装置表記、シルバーシート表記などを印刷済。
●各車ともヘッド/テールライト、前面表示点灯(消灯スイッチ付)。電球色LEDを採用。
●カプラーはボディマウント密連形(フックなし)を採用。
●フライホイール付動力ユニットで安定した走行を実現。トラクションタイヤ無。
●行先表示シール付属。前面表示は無地のものが取付済、交換用部品としても付属。前面表示:「豊橋」「豊橋⇔豊川」「本長篠」「中部天竜」「天竜峡」「飯田」「伊那松島」「駒ヶ根」「辰野」「岡谷「上諏訪」、側面行先表示:「豊橋」「豊橋⇔豊川」「本長篠」「中部天竜」「天竜峡」「飯田」「伊那松島」「駒ヶ根」「辰野」「岡谷「上諏訪」
●3両セットのブックケースには、2両セットとクモユニ147の収納が可能。