【実車ガイド】
オハ35系は戦前の国鉄を代表するの客車形式のひとつで、実に2,000両以上が量産された、国内の客車では最多両数を誇る系列です。
昭和14年(1939)に折妻・丸屋根、1メートル幅の客室窓、TR23形台車、溶接を多用した構造で登場。戦前の生産は昭和17年(1942)に打ち切られましたが、戦後になって製造が再開されると、資材の入手難や工法の進化などの事情が重なって、戦後形と分類できるような独自の形態で登場しました。その特徴は折妻のまま丸屋根が直線化(当初は絞り込みあり)したもので、ちょうど一般形のオハ35系と後に登場する切妻のスハ43系の中間に位置する形態を備えていました。
台車も中途から平軸受のTR23形を国産のコロ軸受に改良したTR34形が採用されています。
運用的には一般形のオハ35系とまったく同様に使用されたので、その活躍範囲は全国の線区におよび、急行列車から普通列車まで、いたる所でその活躍を見ることができました。
【商品概要】
●「きのこ、食パン」と形容された妻板をもつオハ35系戦後形の特徴を忠実に再現。
●今は懐かしいカラーリングとなった、国鉄旧一般形客車の標準塗色を美しく再現。
●茶色は原形車両のイメージで木製ドア。ブルーは更新車両のイメージでHゴムのついた金属製ドアの形状を採用。
●オハ35戦後形にはTR23台車(コロ軸受)をリアルに再現。
●オハフ33戦後形にはTR34台車を採用。
●緩急車(オハフ33)には、点灯式テールライトを標準装備
●単品
●テールライト点灯(消灯スイッチ付)オハフ33のみ
●付属部品:消灯スイッチ切替用ドライバー
●全車両アーノルドカプラー標準装備